こんにちは、ペリッパーです。
仮想通貨の暴騰暴落が目まぐるしさに、「だれか市場操作してるのではないか?」「あの暴騰は誰々が買ったから上がった」など想像だけで理由付けをする方が表れ始めています。
今回は仮想通貨の値段をあげるために理論上いくらかかるのかと、直近の暴騰を事例をもとにいくら上がるか検証していきたいと思います。
なお、今回はBTCで検証していきたいと思います。
目次
理論上1BTCを上げるためには?
1BTCを上げるためにいくらかを計算するのは実は極めて困難です。
なぜなら、BTCは常に新しく通貨を発行していってるためです。
1BTC当たりの価格の算出には下記の式が成り立ちます。
1BTC=BTC流通金額 / 発行株数
そのため、変化する値に対して、必要な金額を算出することには誤差が生まれてしまいます。
とはいえ、最近では近似し要因を分析する方も現れてきているため、その手法を教えます。
こちらビットコインの発行数量になります。
ビットコインは2021年地点で、2100万枚までしか発行しないと宣言しています。
2021年現在、発行されている仮想通貨はおおよそ2,000万枚ほど、全体の約95%発行されています。
つまり、先ほどの”BTC=BTC流通金額 / 発行株数”の発行株数を2000万枚で近似をすることができます。
では、発行通貨数を2000万枚と近似したとき、1BTCの価値を20%暴騰(6,000,000円/1BTC)させるためにはいくらかかるか検証していきましょう。
Xの値はBTC市場流通金額です。
1BTCが5,000,000円の時はBTC市場全体の流通金額は100兆円になります。
この市場流通金額が増えれば、1BTCの価値が上がります。
今回は1BTC=6,000,000円(20%暴騰)にしたいのであれば、市場流通金額120兆。つまり、20兆円集めなくてはいけないのです。
直近の暴騰例
BTCで市場を操作するのに、20兆円かかると算出したわけですが、これが本当なのか直近のメディアで取り上げられた例と照らし合わせてみましょう。
直近の暴騰例では、テスラ社による約1600億円分の投資がありました。
結果は10.5%の暴騰と市場に大きく与える。暴騰となりました。
理論上10.5%を暴騰させるためには、当時のレートでは1BTC=4,455,000円であったことを考慮すると、約9.36兆円必要であったことが言えます。
つまり、市場価格を10.5%上げるのに、理論上は9.36兆円必要だが、テスラ社の1600億円投資で成し得てしまったのである。
では、このギャップはなぜ起きたのしょうか。
理想と市場の違い。
まず、この理論値の値が違うのではないかという誤解だけ解いておきます。
2021年、2月24日地点でBTCの時価総額は約93兆円と発表されています。
ということは、他の要因からこの仮想通貨の差が生まれていると考えてよさそうです。
それには大きく2つの要因があります。
①世界的大手企業が初めて参入したため
今回のケースは世界的大手企業の参入が1番大きいです。
BTCの課題である”実用化”をテスラの事業と合わせることで、商品販売まで連携できるという点で、実用化課題が一歩前進したといえます。
同時に他企業の参入障壁の低下にもつながったことは1600億円以上の価値があったとの声が非常に多くありました。
②対Diemとの普及動向
こちらもテスラ社参入に紐づきます。
海外の仮想通貨の専門家は、「価格が前後するBTCやアルトコインか、価格に変動が起こらないDiemの普及のどちらが実装されるか要チェックすべきだ」という声があがっています。
Diemを聞いたことない方はこちらの記事にて解説しているので是非見てみてください。
DiemはFaceBook社発行のもの、つまりGAFAがバックにいるとのことで圧倒的資金力と発信力を持ち、拡散力が桁違いと言われています。
その点大型のテスラ社から購入されたことが、ビットコインが一つポジションを掴むきっかけになったという見解から伸びたと思います。
まとめ
今回はビットコインの価格変動についてまとめました。
その他、仮想通貨はETHなどは発行上限数にまだ達していないものや、XRPなど発行上限がないものもが非常に多くあります。
そのため、一回の暴騰や暴落にいくら動いたというのは検証しにくいというのが現状です。
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それでは。
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