2022年1月にメインネットが立ちあがったばかりのAstar Network。海外の有名な取引所でも早くも上場しており、一度は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?
今回は、聞いたことはあるけどどんな通貨か知らない方向けに、Astarプロジェクトについてまとめてみました。
後半に4月16日に行われる大注目のIDOの参加方法について解説してるので、最後まで是非お楽しみください!
目次
仮想通貨 Astar(ASTR)とは
Astar Networkとは、Stake Technologies社代表の渡辺創太氏が手掛ける日本発のパブリックブロックチェーンで、ポルカドットのパラチェーンの1つです。
ポルカドットはイーサリアムや、ソラナ等の様々なブロックチェーンを相互運用性を持たせる役割を果たしています。ポルカドットのパラチェーンは100個とかなり限定されており、なんとその中の一つにAstarが入っているのです。
ただし、ポルカドット自体はスマートコントラクト機能を有していません。AstarはNFTやdApps等のスマコンを充実させることでポルカドットを大きく伸長させるポジションにあるということですね。
ポルカドット、パラチェーン等、普段聞きなれない方にとっては、難しい説明だったかもしれませんが、簡単にいうとAstarは便利なブロックチェーン上で、様々なアプリやNFTなどを出して実用的にしていくといったイメージが一番わかりやすいかもしれません。
ポルカドットについてさらに詳しく知りたい方はこちらの「【写真付き】ポルカドットの概要から、クラウドローンの参加方法までマルっと解説」記事で解説してますので、気になる方はチェックしてみてください。
ASTARの使用例
Astarはスマコン機能があると冒頭に説明しました。4月にローンチ予定(既出のものもあります。)のものは、以下の通りです。
ADAO:投資・インキュベーションDAO
Coinpostより引用
Alnair Finance:イールド・オプティマイザー
AstridDAO:マルチ担保型ステーブルコイン
Astar Farm:GameFi系のdApp
Avault:イールド・アグリゲーター
Kagla:ステーブルコイン・スワップ
Muuu Finance:イールド・オプティマイザー
Orcus Finance:アルゴリズム型ステーブルコイン
Sirius Finance:クロスチェーン・ステーブルコインAMM
Starbank:分散型投資プラットフォーム
ステーブルコインやGameFi、左利きのエレンなど、Astarで取り扱われるものが盛りだくさんですね。
今回は、最初期に注目されたNFTプロジェクトをASTAR DEGENSについて紹介したいと思います。
NFT(ASTAR DEGENS)
ASTAR DEGENSとは、ASTARエコシステム上で開発されるプロジェクトに出資・サポートするDAO(分散型組織)のことです。
Astarは資金調達を兼ね、ローンチ時にASTAR DEGENSのNFTをTOFUNFTで販売しました。
販売価格:600ASTAR(日本円換算で約10,000円)
総発行量:10,000個
こちらがなんと僅か1.5日で完売したことからも非常に大きな注目を集めていることが分かるかと思います。
では、このNFTはなぜここまで注目されたのでしょうか。
ASTAR DEGENSを保有することによるメリット
①Astarのプロジェクトの運営に対して影響力を持つことができる
Astar DEGENSはDAOと前述しましたが、新しいプロジェクトに出資をする際の決定権は誰にあるのでしょうか?代表の渡辺創太さんでしょうか?
答えは、ASTAR DEGENSを保有している方たちです。ASTAR DEGENSは1人15個まで保有することができ、保有数に応じて投票券が割り当てられます。これらの投票券により、運営の意思決定に影響を与えることができます。
株式会社の運営方針は、社長ではなく株主により決定されるのと同じような考え方ですね。
②NFTの売却益
ASTAR DEGENSのNFTは売買することができます。積極的にプロジェクト関わっていきたい方にとって、喉から手が出るほど欲しいものです。
これらの需給に合わせてNFTの価格が変化することから販売時の期待値が高いとみて購入した方が多くいたようです。
価格は執筆時点(2022.4.13)でも大きく上昇しており、最低価格でも1,500ASTARと約2.5倍になっています。気になる方はこちらのサイトから確認することができます。
ASTAR DEGENSのNFTには、ランクやレアリティスコアがあり、それに応じて価格が異なります。GameFiのように、保有していると新しいコインがもらえるといったものではないですが、プロジェクトの出資が決まるとNFT保有者がGiveawayの対象になったりすることはあるようです。
Astar NetworkのDeFiプロジェクト【Arthswap】
ここからは、AstarのDeFiプロジェクトであるArthswapをご紹介します。
Arthswap(アーススワップ)とは
Arthswapとは、Astar NetworkのエコシステムにコミットしたDeFiプラットフォームです。現在は、UniswapなどのDeFiと似た「swap機能」「流動性マイニング」を提供しています。Arthswapに使用されているスマートコントラクトはPancakeSwap v1をフォークしたものです。
Arthswapは今年1月下旬にリリースされ、わずか2か月でTVL(Total Value Locked/資産の総ロック量)が140億円を突破しています。アスターネットワーク及び、ポルカドット(Polkadot)のエコシステム全体でもNo.1の規模となるDEXです。また先月28日には暗号資産取引所オーケーエックス(OKX)のOKX Blockdream Venturesからも資金調達を実施しています。
Arthswapの特徴
(1)トークンエコノミクス
・総供給量:1,000,000,000(1年間かけて発行)
・流動性マイニングとエアドロップ:35%
・コミュニティグロース:15%
・アーリアダプター:10%
・開発チーム:20%
・投資家:20%
このようにトークンが循環しています。総供給量が決まっているデフレトークンであるため、高利回りでユーザーを惹きつけるというよりは、安定した利回りを得られる魅力があるといったところでしょうか。
(2)流動性マイニングの収益性
Arthswapでは、ファーミングで約400%(変動APR)を獲得できます。流動性マイニングの報酬はガバナンストークン($ARSW)で受け取ることが可能です。$ARSWもステーキングすることができ、eARSWを報酬として受け取ることができます。
AMM利用時に、0.3%の手数料がかかり、それらはステーキングされている流動性トークンや$ARSWの報酬分に分配される仕組みです。
IDO
Arthswapは「IDO LaunchPad」の第一弾として、4月16日20時(日本時間)、ネイティブトークンである$ARSWのIDOを実施します。
IDOについてご存知ない方はこちらをご覧ください。
💡今回のIDOのポイント
①1ARSW = 0.5ドル
②供給量:100万枚
③IDOへの参加にはUSDC or USDT or ASTRが必要
④ASTRの場合は割引が受けられる
①1ARSW = 0.5ドル
今回のIDOでは、売り切れになるまで1ARSW = 0.5ドルの固定価格で販売されます。そのため、日本円で約60円程度で購入可能となります。
②供給量:100万枚
今回の供給量は100万枚と上限が設定されています。他IDOと比較すると、今回はそこまで多くないと思われます。また、同じアスターネットワークで構築されているアルナイルファイナンス(Alnair Finance)が先日実施した$NIKAトークンのプレセールではARSWと同額のトークンが3分で完売した実績があります。そのため、今回のIDOも数分で売り切れる可能性が十分あります。
③IDOへの参加にはUSDC or USDT or ASTRが必要
IDOへの参加には、USDC or USDT or ASTRが必要となります。お持ちでない方は早めに調達を完了させておくことをお勧めします。Astarの購入方法は記事の最後に記載しております。
④ASTRの場合は割引が受けられる
ASTRを使用してIDOに参加した場合にのみ、20%分の割引を受けることができます。
IDOの参加方法
具体的なIDOの参加方法についてはこちらです。
①ArthSwap公式ページにアクセス
②メタマスクを接続
③IDOの画面から、投資する通貨と額を決定(commit)
④正しく出来たか確認
また、こちらの注意事項に留意して進めてください。
🚨注意点
・PCからしか使用出来ない
・Google Chromeしか使用出来ない
・メタマスクしか使用出来ない
特にbraveユーザーの方はエラーが起きるかもしれないので、念の為Chromeを使用することをお勧めします。
①ArthSwap公式ページにアクセス
②メタマスクを接続
💡Astarに接続したことのない方は「自動で切り替える」を選択すると、ウォレットに自動的にAstar専用のページが作成されます。
③IDOの画面から、投資する通貨と額を決定(commit)
💡USDCとUSDTで投資される方に限り、「Approve」ボタンが出現するので、こちら許可をしてください。
💡Estimated ARSWの総量はガス代によって変動します。大体のIDOではそうなっているので特に問題ありません。
④正しくできたか確認
また、上記グレーのバーが満杯に達すると、このIDOは終了します。
ASTRの買い方
Astar Networkは、日本発のプロジェクトですが国内ではまだ取り扱いがないため海外取引所にて取引しなければいけません。
海外で取り扱いがある取引所は以下の取引所です。
【Astar Network(ASTR)が上場している海外取引所】
・Binance(バイナンス)
・Gate.io(ゲート)
・Huobi Global(フォビグローバル)
・KuCoin(クーコイン)
・Kraken(クラーケン)
・BKEX(ビーケーイーエックス)
中でもBinanceはAstarを預けるだけでAPR60%で運用できるステーキングサービスも揃えています。
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ASTRを取引する方法は以下の通りです。
💡ASTRの購入手順
1.国内の暗号資産取引所で通貨を入手する
2.入手した通貨を海外の暗号資産取引所に送金する
3.海外取引所でASTRを取引する
最後に
今回は、Astarとはどんな通貨であるか、プロジェクトの概要、直近で行われるAstarのガバナンストークンであるASRWについて解説しました。
Astarの創設者である渡辺創太さんは、本気で世界水準でTOP企業になると代表が強く掲げています。
「日本人として負け続けるのはくやしい。失われた30年間を過ごした若者がこの国に希望が持てることをやっていきたい」と語り、世界時価総額ランキングでGAFAMがトップを占める現状から、日本がWeb2で敗北したことを指摘する。
Coindesk Japanより引用
日本に対しては、政府がWeb3を国家戦略にすることを求める。「1兆円のWeb3ファンドを作る」などの大胆な施策による積極的な取り組みを提言した。
応援していきたいですね!それでは!
※今回は、株式会社FUELHASH様へ寄稿した記事です。内容は全く同じですが、当ブログへの投稿の許可をご快諾頂きました。この場を持ってお礼いたします。ありがとうございました。
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