Defi分野に興味を持ち始めた方が増え始め、試しに買ってみた方が思うこと。それは「買ってみたらめっちゃ儲かった」っという人、もしくは「買った瞬間大きく下がったしもう怖い」の2通りではないでしょうか。
つまり、「なんでこんなに大きく価格変動するんだ?」というのがまとめた疑問になるかと思います。
株の世界では極稀といわれる暴落や暴騰が、仮想通貨業界においては毎日のよう起こっています。いったいなぜ起きてしまうのでしょうか。
「各コインに技術的な進歩があったから?でもニュースになったにも関わらず、思ったより上がらなかったしな~なんでなんだろう?」
こんな経験も比較的多くあるかと思います。今回はこんな疑問を解消すべく、仮想通貨の変動が多い理由及び要因を4つご紹介したいと思います。
目次
ブロックチェーンの技術革新
Defi業態の昨今において、【どこで】【何を】【どのように】使えるかが、1つ課題としてあがっています。
つまり”実用性”が見えてくると仮想通貨の価値が上がります。その実現性を上げるためには、大手企業によるブロックチェーンの波及の協力が必要です。
ブロックチェーンの波及にはブロックチェーンの構造上、中央集権型ではなく分散型のため、企業や個人単位の協力が不可欠です。まず、ブロックチェーンについて理解を深めたいという方は『完全版ブロックチェーンの技術について徹底解説!』の記事をご覧ください。
VISAなどの決済方法の導入や、テスラ出資による決済できる商品を増やしていくなど、社会的影響力の強い会社に協力してもらうことで、実用性を担保するような動きがで始めています(これがビットコインのみ価格が高い理由です。)
一方アルトコインは、まだ実用性が担保されていないため価格はBTCと比べると安いものの、将来性を見越すと実用できるかもしれないという投資家たちがこぞって購入していっています。これがまず1個目の理由です。
インフルエンサーによる価値の影響
20世紀はSNSで情報が錯交しており、良くも悪くも情報が得やすい時代となりました。
それまではTVやメディアによる情報しか取れなかったものが、身近に信頼をおける人物からの発信を信頼するものが増えています。仮想通貨業界において影響を与えている方を例に出してみます。
Elon Musk氏(テスラの社長)
1000万以上のフォロワーがいる&テスラ社としてBitcoinを購入したため彼からの発信による露骨な価格影響が出ている。
イケハヤ氏(仮想通貨全般)
日本での影響力は高く、イケハヤ砲として価格に影響することがある。
(メルマガにて仮想通貨のトレンドを発信。)
らら侍氏(デイトレーダー)
暴落と暴騰の事前アナウンスによって利益を確保できている人が多数。
こういった影響力が大きい人が”買い”と”売り”について発信すると、その発信に影響されたフォロワーによる、買いや売りが多く行われます。そのタイミングこそ、市場価格が大きく変動する可能性があります。
もちろん上記の方以外にも”サービスを作り出している会社のアカウント”や”影響力がある人はいるので、一概にこの人が発信したから伸びたとは言い切れません。
ただ、その人たちの情報を集めることも投資においては、流れに乗ることとして重要なため、チェックしておく必要は少なからず出てくるでしょう。
大口による操作
仕手グループという資金力を力に市場の価格を操る組織による価格の変動も度々あります。
そんなこと立証できるのかという方向けに分かりやすい事象を1つご紹介します。
これはXRPの上げを2021年2月1日に行うと示唆したグループです。
メッセージアプリのTelegramで発足した仕手コミュニティーへ米国の投資家たちの多くが参入し、合計で20万人のユーザーが情報を集めるために参加していました。
当然のことですが、”仕手が行われる前に買い、暴騰したタイミングで売りたい”と考える人が増え、実施時期前後の市場価格は大きく変動します。
この期間XRPからの大きな技術的革新が発表されなかったものの、その結果このように価格が大きく変動しています。※仕手グループ発足後価格は3倍以上、予告時間後は時価格は約50%の下落。
ここで注意喚起ですが、仕手グループの詐欺は多くあるため気を付けてください。
今回の場合は事前にアナウンスがあった時間(多少早かったですが。。)に価格は上がりましたが、必ずしも仕手グループが価格を上げるかというと違うこともあります。情報源をしっかり精査したうえで、投資することが大切です。
投資先の少なさ
冒頭でお伝えした、”株価と比べると、仮想通貨の変動が大きい”理由はここにあると思っています。
それは仮想通貨を注目している全体の母数が大きいためです。
どういうことかというと、WFE(国際取引所連合:世界56の証券取引所が参加)によると、証券取引所に上場している企業数は全世界で45,000社以上にあります。※日本では2021年1月地点で3,860社あります。
一方、仮想通貨は3000種程度しかありません。うち日本は取引所で対応している通貨はは29種類です。ここから言えるのは、仮想通貨は圧倒的に投資先として数が少なく、自然に注目度が高くなっているということです。
もちろん、株と仮想通貨は別物なので、比較するのは適切ではないかもしれません。ですが、これだけ一つの通貨に対して世界中の人がチェックしているというとなる市場価格に大きく変動が起こることは現フェーズでは当たり前であることを念頭に入れておく必要があります。
まとめ
価格変動が起こる要因について解説しました。
今後はこの価格変動が起きずに「ステーブルコイン(日常的に使える通貨)」が注目されるかもしれません。事実、商品の購入に価格が変動するものを使うことに抵抗があるという声が海外で多く出ているいるようです。
それを変革すべく、FaceBook社が3月に発行(を予定している)する「Diem」が今世界中で注目されています。これは価格が変更しないという特徴を持っている通貨ですが、実装できるかが長らく大きな課題となっていました。
下記記事で詳細を解説しているのでよかったらチェックしてみてください。
それでは。
コメント