マイニングの報酬方式『pps』と『pplns』とは?ViaBTCでの設定のおすすめはこれ!

マイニング

こんにちは、ペリッパーです。

マイニング報酬の支払い設定を『pps』『pplns』が選べるのはご存じでしょうか?

片方をデフォルトで採用しているマイニングソフトウェアもありますが、私が確認した範囲では、NiceHash、Minergate、ViaBTCでは選択できるようです。

また、ViaBTCでは、ppsとpplnsを複合した[『pps+』方式を採用していたりします。

今回は、ppsとpplnsとpps+の3つの紹介と、状況に応じた報酬支払い設定のオススメを解説しようと思います。

目次

ppsとは

ppsとは、Pay Per Shareの略です。

ppsについて、Minergateでは、以下のように説明しています。

PPS is also known as Pay Per Share. It is a more direct method where you get a standard payout rate for each share completed.This method eliminates the “luck” in your payout, but can decrease your total income per share by around 5%.Using PPS you get a set number of cryptocoins per share of work you have solved. It has no luck involved so the payouts do not fluctuate.

要約すると、PPSとはシェア実績に応じての支払う方式を指します。

マイニングにおけるシェアとは、ブロックを生成することを指します。ブロックを生成するには、ハッシュレートを上げて行わなければいけません。

つまり、自身のハッシュレートに応じた支払いが発生するということになります。

良くも悪くも取引処理数に依存して報酬が支払われるため、安定して収入を得ることができます。

pplnsとは

pplnsとは、Pay Per Last N Sharesの略です。

pplnsについて、ViaBTCでは以下のように説明されています。

PPLNS (Pay Per Last N Shares) is calculated by the proportion of miners’ hashrates in the pool’s total in the last N difficulty rounds, when a block is found. Transaction fees will be allocated to miners too. The pool charges a small fee for daily operation and maintenance. With PPLNS, miners’ payout is connected to blocks found. Miners may face unstable yields but in the long run they will enjoy higher payouts.

要約すると、PPLNSは、ブロックを見つけた時点で、最後のラウンド(≒処理)を行ったマイナーに支払いが行われる。さらに取引手数料はマイナーへ分配される支払い方式のことです。

ただし、ViaBTCのメンテナンスや運営費用はプールマイニング報酬から差し引くようです。

pplnsは良くも悪くも、ブロックを見つけたときのラウンドを行ったマイナーに支払いが行われるため、報酬に変動がありそうです。

ViaBTC公式では、短期目線では向かないが、長期的にやるならpplns方式と公表しているようですね。

pps+とは

pps+とは、Pay Per Share Plusの略です。

ViaBTCの説明では以下のように説明されています。

PPS+ (Pay Per Share Plus) is an enhancement of the conventional PPS method, with an additional allocation of transaction fees. With PPS+, the pool pays the miners for each valid share they submit – like the pool is hiring them, and therefore miners will enjoy a stable payout. The pool bears all the risks of bad luck and orphaned blocks, hence a higher fee. Transaction fees will be allocated to miners by PPLNS as below.

これを要約すると、PPS方式に基本準ずるものの、PPLNS方式の特徴である取引手数料の分配も組み込んでいる方式とのこと。

要は、pps方式の報酬の安定性とpplnsの手数料をを獲得できる面で、良いところどりしているイメージを持っておくと良さそうです。

ただし、pplns方式と比べ、処理が完了したときの手数料を多めに払う必要があるのが欠点です。

※ViaBTCでは、デフォルトでpps+の設定になっています。

ViaBTCの支払い方式と手数料について

ここまで、pps、pplns、pps+の3つの支払い方式について解説しました。

ViaBTCでは上記3つのうちpps+とpplns方式が採用されているので、それぞれ手数料の違いを見ていきましょう。(正確にはSoloもありますが、今回は割愛します。)

pps+手数料

ViaBTCでは、pps+は、ブロック作成報酬(pps)とラウンド報酬+手数料(pplns)に分かれています。

ブロック作成報酬の4%、ラウンド報酬+手数料として2%を運営に支払う必要があります。2021年7月地点でViaBTCでpps+掘ってみるとおおよそ、3.5~3.8%ぐらい手数料がかかるイメージです。

ブロック作成手数料は、マイナーに人気なNiceHashで約2%なので少し高さが目立ちますね。

pplns手数料

一方、ViaBTCのpplns方式では、ラウンドに応じて支払われるので、報酬が不安定ではあるものの、手数料は2%で一律です。これは比較的抑えることができているのではないかと思います。

ViaBTCでマイニングを始めたい方は、誰でも始めることができるよう、下記記事で図解しています。

気になる方は是非チェックしてみてください。

最後に

今回は、pps、pplns、pps+の3つの支払い方式とそれぞれにおける手数料について解説しました。

ViaBTCでマイニングしている筆者は実際にマイニングした報酬を毎日Twitterにて発信しています。マイニング効率の追求をしているため、是非フォローお願いします。

また、手数料が安く初心者に人気なNiceHashの始め方を解説した記事もあわせてどうぞ。

それでは!

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