近年、仮想通貨マイニングをよく耳にする方が多いのではないでしょうか？パソコンが一台あれば、電気を使い仮想通貨を手に入れることができます。今回は、どのパソコンにも搭載されているCPUを使ってマイニングするにあたり、おすすめのコインとその収益性の確認方法について解説します。
これから始めようとしているけど、収益が気になっている方にはおすすめです。
目次
CPUマイニングのおすすめ
前述した通り、CPUマイニングはパソコンを持っている方であれば誰でもできるというのが最大のメリットです。一方、マイニングする通貨、使用しているCPUによっては得られる仮想通貨より電気代が上回ってしまい赤字になってしまうこともあります。
なんでも稼働させておけば、収益が上がってるという訳ではないんですね！
ということでまずはCPUマイニングで利益が出る通貨を探す方法を紹介していきます。
こちらはMinerstatのTrendコインのランキング表です。こちらのサイトでは、マイニングできるPoW（Proof of Work）のコインが網羅されています。このTrending Coinの中にCPUマイニングできるコインが入っているか確認しましょう。入っていない場合は利益が出るコインがない、あるいは、利益が出ているのにまだ認知されていないかのどちらかです。
基本的には、前者のように利益が出ていないことがほとんどです。また、後者の場合もあり得ますが、価格変動が激しく中長期的に赤字になったり、プロジェクトが破綻してしまいマイニングにより獲得したコインが無価値となってしまうことが多いためおすすめはできません。
この順位は日々変動するため、これからCPUマイニングを始める方は事前にチェックしておくといいでしょう。
今回のTOP10を見ると、4位のRaptoreum（RTM）と9位のMonero（XMR）がCPUマイニングできるコインとしてランクインしています。では、それぞれの収益性を見ていきます。
Raptoreum（RTM）の収益性
こちらは、Raptoreumの収益計算サイトです。
使用しているCPUを『AMD』と『Intel』で区切ることができます。自分のパソコンに搭載しているCPUに併せて検索してみましょう。搭載しているCPUが分からない方は、Windows→システム→デバイスの仕様で確認することができます。
例えば、私はIntel i9 9900kを使用しているので、上記のように対応したCPU欄に数量”1”を入力し、下にスクロールします。
すると、こんな感じで電力を入力する画面が表示されます。日本の電気代は大体0.22USD/1kWhですので、この値を入力すると、1日あたりの利益が自動で計算されます。
Intelの場合、今の相場では電気代を考えると赤字になってしまうんですね。Raptoreumはキャッシュメモリの大きいもの方が計算効率が良いため、AMDの場合だと黒字になるものがあります。(※執筆時点)是非計算ツールで確認してみてください。
Raptoreumのマイニングでは、下記のRyzen 5900Xが一番マイニング効率が良いようです。
Monero（XMR）の収益性
次にWhat to mineよりMoneroの収益性を確認してみます。Costには、日本の電気代0.22USD/kWHと入力します。
すると、赤枠の部分に、マイニング報酬から電気代を差し引いた利益が出力されます。執筆地点（2022年2月17日時点）では、Moneroは赤枠で囲った通り、赤字になるようです。（1XRM=約20,000円）ただし価格が上がった日には、僅かですが黒字でマイニングできていることもあるので、モネロの市場価格や今後のアップデートを確認しつつマイニングするかどうか決めるといいかもしれません。
まとめ（重要）
いかがでしたでしょうか。今回は、CPUマイニングするにあたって、おすすめのコインとその収益性の確認方法について解説してみました。
Raptoreumは黒字で運用できるCPUがあり、収益性が高いです。ただし、Raptoreum自体まだまだ新しいコインであり価格も直近では下落していることから、安定性に欠けるという側面があることは否めません。一方、Moneroは収益性が赤字であることが多いですが、長く親しまれている通貨であることから通貨としての安定性はRTMと比べ長けているといえるでしょう。
それでもマイニングしている方には、上記のような方がいると推測されます。もし、電気代が安い海外に住んでいたり、社宅やホテル暮らしなどで電気代を気にせず使える方は、挑戦してみてもいいかもしれませんね。
また、Raptoreum（RTM）のマイニング方法は下記の記事から行うことができます。
→『【20分で開始！】Raptoreum（RTM）マイニングのやり方・始め方を解説』
それでは、良いマイニングライフを！
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