こんにちは、全力マイニング部長のペリッパーです。
仮想通貨Fluxが大手取引所であるBinanceへ登録されたことにより価格が上昇し、マイニングを始めている方が増えてきています。今回は、Fluxを知らない方向けにFluxがどんな通貨であるか、マイニングのやり方について解説しようと思います。
目次
仮想通貨 Fluxとは
Fluxは、分散型クラウドインフラストラクチャです。クラウドはインターネット、インフラストラクチャは生活における基盤を表しています。簡単に言うと、インターネット上で自由にアプリケーションを構築することができかつWeb3.0のように分散化されているといったところでしょうか。イメージとしてはイーサリアムに近いかもしれません。
ただ、イーサリアムと比較したときにFluxが優れている点は、FLUXはOSとウォレットを持っておりFLUX単体で完結できてしまう可能性があるということです。また、自身のPCリソースを提供することでFLUXNODEになることができま、提供者はPCリソースを貸し出すことでFLUXトークンを獲得することができます。また、利用者目線では、提供しているNODEにステーキング条件が組みあわされているため、自由に使えるリソースを安定的に利用できるといったFLUXならではのメリットがあります。さらに構造上Nodeが分散されているため、セキュリティー面での安全性も確保されています。
仮想通貨 Fluxの購入方法
FLUXを購入できる取引所は上図のように数多くあります。リストには入っていませんが先日Binanceにも上場したためBinanceでも購入することができます。公式のWalletはZelcoreも利用することができます。
取引量を見ると、Kucoin、Binance、gate.ioで半数以上を占めています。Kucoinは日本人の登録ができないため、購入する際は、取引量が一番多いBinanceを使うのが良さそうです。
Fluxのブロック生成報酬の内訳
FluxはNodeオペレーターに50%、マイナーに50%の比率で報酬を分配しています。FluxNodeにはステーキングした数量とNodeとして提供するハードウェアのスペックにより3つの種類が設定されています。それが、Cumulus、Nimbus、Stratusです。
ハードウェア要件自体は古いPCでもクリアできそうですが、NODEになるためのステーキング条件が少し高く設定されています。記事執筆地点(1FLUX=190円)なので190万円分のFLUXを公式ウォレットにステーキングすることで、ようやく最低要件のCUMULUSノードになれるって感じです。
※追記(5月3日)
FLUXNODEの最低金額が、10,000FLUX→1,000FLUXへ変更となりました。これにより、少額からFLUXNODEを立てることが可能になりました。
Nodeの報酬はFLUXOSを起動すると月ごとに支払われる報酬を確認することができます。この動画を見る限り、 Cumulusで約3万円/月入ってくるようです。こちらNodeセットアップの詳細については今回は長くなりそうなので省略しますが、気になる方は上記のセットアップの動画が非常にわかりやすいので是非ご覧になってください。
ちなみに、以前まではNodeとマイナーへの報酬の分配比率は25%と75%でマイナーへの報酬が多かったのですが、2021年3月に報酬の割合が変更となっています。
FLUXNODEを立てる方法はこちらで解説しています。
→『【画像64枚で解説】FLUXNODEのSETUP・設定方法』
Fluxのマイニング方法
Nodeになるためには、一定数のステーキングが必要ですが実際の処理を行うマイニングでは、ステーキングを必要としません。マイニングPCをお持ちの方は、マイニングしてFLUXを獲得してみましょう。
これからマイニングリグを作成する方は、下記の記事からチャレンジしてみてください。
それでは解説していきます。
マイニングプールの選定
まずは、一番重要なマイニングプールの選定からです。
MiningPoolStatsによると、ハッシュレートが集中しているのはminerpool、fluxpool、2minersがあります。ハッシュレートが集まっていないと、ブロックの生成ができずマイニング報酬が入ってこないということもあり得ますので、この3つの中から選んでいきます。各プールごとを比較してみます。
マイニングプール | Minerpool | fluxpool | 2miners |
手数料 | 1% | 1% | 1% |
最低出金額 | 5FLUX | 1FLUX | 10FLUX |
キャンペーン | paralell asset(報酬+39%) | なし | なし |
マイニング | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
比較表を見ると分かる通り、手数料は全て同じでした。最低出金額は、fluxpoolが一番低く1FLUXからです。最低出金額が高いとマイニングした端数が最低出金に満たない場合は支払いが行われず、その分無駄にマイニングしたことになります。ですので、最低出金額が低いものを選ぶ方がいいです。
一番注目されているのは、Minerpoolでは『paralell asset』があり、様々なチェーンに対応するため給付金としてマイニングの報酬が39%上乗せされています。ということで、総合するとMinerpoolが良さそうなので、今回はMinerpoolを使ったマイニング方法を解説していきます。
マイニング用Walletの作成
まず、Flux公式ウォレットであるZelcoreを準備します。Zelcore公式ページよりWindows,Mac,Linuxと自分のOSにあったものを選択しダウンロードします。
アカウントを作成し、ログインします。
PortFolio→Payments→Fluxを選択します。
自分のウォレット送金先が出てきますので、このアドレスをメモしておきましょう。
Minerのダウンロード
Minerpoolの公式ページに移動し、start miningを選択。
CONNECTを選択。
サーバーはEU,US,ASIAサーバーが選択できますが一旦置いておいて、ひとまずMinerをダウンロードします。GminerもMiniZもDeveloper Feeは同じ2%なので、どちらでも問題ありませんが、MiniZMinerはEquihashの計算処理を得意としているため、ひょっとするとMiniZMinerの方がFLUXマイニングに限っては報酬が高い可能性があります。
今回は、NvidiaとAMDどちらも対応しているGminerをダウンロードします。
表示されたページにコメントがたくさん書き加えられていますので、下へスクロールしてGithubのオフィシャルページをクリックし、次のページでReleaseをクリックします。(ページの選択を迷った方は、Gminerの最新番のページを貼っておきますので、こちらから下記のページへ移動しましょう。)
お使いのOSに併せて、Minerを選択します。(筆者はWindowsなので、Windows版で解説します。)
zipファイルを解凍すると、各通貨に応じたbatファイルがあります。Fluxの場合は、『mine_zelcash.bat』が対応しています。ファイルがFluxと分かりにくいのでzelcashをFluxに変えておくと便利です。
このファイルのままだとマイニングできないので、ファイルの中を編集します。右クリックし編集をクリックします。
batファイルを下記のように変更します。日本でマイニングする場合はサーバーのロケーションはASIAを選択します。理由は下記の記事で解説してますので、気になる方はチェックしてみてください。
→『【取引処理速度が3倍変わる?!】マイニングロケーションの設定方法』
編集したbatファイルを保存し、ファイルをダブルクリックします。上記のような画面になったらマイニング完了です。お疲れさまでした。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、Fluxを知らない方向けにFluxがどんな通貨であるか、またマイニングのやり方について解説してみました。
Fluxマイニングの収支結果についてはまた、別の記事でまとめてみますので、気になる方は筆者のTwitterアカウント(@0kcalkeiichi)のフォローを是非よろしくお願いいたします。
また、本記事を読んだ方はマイニングを始めてある程度たっている方もいるのではないでしょうか?
私は1年くらいマイニングしており一切メンテナンスをしていなかったのですが、初めてやってみるとグラフィックボードに詰まったホコリがどっさり取れました。
面倒で手が付かない方が多くいると思いますが、火事になる前にメンテナンスを是非やってみてください。下記の記事で清掃動画付きでやり方を解説してます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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